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ジンブロ|住吉甚一郎のブログ

地元の人も知っているのかこの店

2016年12月2日

山口は宇部に来ている。
時刻は午後8時をちょっと過ぎている。

何をしているのかというと、食べログを片手に彷徨った挙句に少し硬派な店に入っている。程よい感じのお店は地元民で溢れかえり入れなかったのだ。

ガラガラ入店。
だが、しかし誰もいないではないか。
先ほどの店は熱気と鍋の湯気で空気が潤っていたのに、この店はカラッからに乾いている。ゴビ砂漠だ。
いや、20時過ぎているから店じまいなのかもしれん。

いらっひゃいませー。

奥からこれまた干からびそうな爺様が出て来なすった。かなりヨタついているではないか。

どうひょ、どうひょ。

どうぞと、手招きしている。
黄泉の世界に誘われているかのようだ。入れ歯を忘れていませんか?と言いたくなる。どの席に座らせるか物凄く迷われた挙句、好きな所にどうぞと言われた。帰りたいと一瞬思ったが、また彷徨うのも難儀だと思い広い座敷の席にポツンと腰を落ち着けた。

メニューは地元感が出ている。
宇部地アナゴ一本揚げ
山口県近海産板ウニ
(ん?近海産?)
ふく刺し

取り敢えず、おしぼりで顔を拭いてから決めよう。そう思い、袋を破っておしぼりを取り出す。

このおしぼり・・・
乾いている。カラカラだ。こんなにドライなおしぼりを出されたのは初めてだ。前の客からどれだけ時が経っているのだこの店は。

何もかもが乾いている。この店は。
カラカラ屋さんだ。失敗したかもしれない予感に胸がドキドキしてきた。地元の美味しいものを食べられるかもしれないと期待していた熱き心もすぅーっと冷めてきた。

とにかく落ち着いて、乾いたこの喉を潤そう。
お酒でも飲めば冷えた心も少しは温まるだろう。
とりあえずビール、とメニューをめくる。
ビールはえーっと、、

アサヒスーパードライ
エクストラコールド

さてと、今宵はカラッカラに乾いてキンッキンに冷えた宇部の夜を過ごすことになりそうだ。